acne ニキビ
- HOME
- ニキビ
当院ではニキビ治療に力を入れています。
ニキビ治療は保険診療で対応できるものが多く、適切な治療を行うことで改善が見込めます。
当院では、日本皮膚科学会のガイドラインに基づき、お一人ひとりのお肌の状態に合わせた治療を行っています。
さらに、より美しい肌を目指したい方、保険診療の範囲では十分な効果が得られにくい場合や、重症のニキビでより積極的な治療をご希望の方には、自費診療による専門的な治療も行っています。お肌の状態やご要望に合わせて、内服治療・施術・外用治療・スキンケアなど多彩な方法の中から最適なプランをご提案し、丁寧なケアを心がけています。
ニキビとは

ニキビは、毛穴に皮脂や古い角質が詰まり、炎症を起こす皮膚の疾患です。
思春期に多く見られますが、大人になってからできる大人ニキビもあります。
悪化すると赤ニキビや黄ニキビとなり、ニキビ跡が残りやすくなるため早めの治療が大切です。
ニキビの種類

ニキビは毛穴の詰まりから始まり、進行度に応じて種類が分かれます。
初期の白ニキビや黒ニキビは炎症を伴いませんが、悪化すると赤ニキビや膿を持つ黄ニキビへと進行します。
炎症を起こしているニキビは、赤み、色素沈着、凹凸などのニキビ跡が残ることがあります。
ニキビ跡を残さないために早めの治療が重要です。
白ニキビ

毛穴に皮脂や角質が詰まり、白く小さな膨らみができる初期のニキビです。炎症はなく、痛みもありませんが、放置すると悪化しやすいため、適切なスキンケアが重要です。
黒ニキビ

毛穴が開き、詰まった皮脂が空気に触れて酸化して黒く見える状態です。白ニキビが進行したもので、炎症はありませんが、悪化すると赤ニキビに変化する可能性があります。
赤ニキビ

白ニキビや黒ニキビが悪化し、炎症を起こした状態です。赤く腫れ、痛みを伴うこともあります。赤み、色素沈着、凹凸などのニキビ跡が残ることがあります。
黄ニキビ

炎症が悪化し、膿がたまった状態のニキビです。赤み、色素沈着、凹凸などのニキビ跡が残ることがあります。
ニキビの原因

ニキビはさまざまな要因が重なって発生します。
主な原因として、皮脂の過剰分泌、毛穴の詰まり、アクネ菌の増殖、ホルモンバランスの変化などが挙げられます。
皮脂の過剰分泌
ホルモンの影響などで皮脂の分泌が増えると、毛穴が詰まりやすくなり、ニキビが発生しやすくなります。特に思春期やストレスが多いときに皮脂分泌が活発になります。
毛穴の詰まり
皮脂や古い角質が毛穴に詰まると、ニキビの初期段階である白ニキビや黒ニキビが発生します。洗顔不足やスキンケアの誤りが原因となることもあります。
アクネ菌の増殖
アクネ菌は皮脂を栄養源として増殖し、炎症を引き起こします。これにより赤ニキビや膿を伴う黄ニキビへと進行することがあります。
ホルモンの変化による影響
思春期や生理前、更年期などのホルモンバランスの変化によって、皮脂の分泌が増えニキビができやすくなります。特に、男性ホルモン(アンドロゲン)の影響で皮脂が過剰に分泌されると、毛穴が詰まりやすくなり、ニキビの原因となります。
当院のニキビ治療
保険診療

ニキビの多くは保険診療で治療が可能です。
当院では、日本皮膚科学会のガイドラインに基づきお一人ひとりのお肌の状態に合わせた治療を行い、ニキビ跡が残りにくいお肌を目指しています。
外用薬
ベピオ(過酸化ベンゾイル)

角質をはがして毛穴のつまりを取り除き、ニキビの原因となるアクネ菌などを殺菌する外用薬です。
ディフェリン(アダパレン)

皮膚の角化を正常化して毛穴のつまりを取り除き、炎症を改善する外用薬です。
エピデュオ(過酸化ベンゾイル+アダパレン)

ベピオとディフェリンの成分を組み合わせた外用薬です。角質をはがし、皮膚の角化を正常化することで毛穴のつまりを取り除き、ニキビの原因菌を殺菌します。
デュアック(過酸化ベンゾイル+クリンダマイシン)

角質をはがして毛穴のつまりを取り除き、ニキビの原因菌を殺菌します。さらに、炎症の原因となる物質の発生を抑えることで、炎症の悪化や化膿を防ぎます。
抗菌薬(ゼビアックス、アクアチム、ダラシンなど)

炎症を伴う赤ニキビの治療に用いられる抗生物質の外用薬です。アクネ菌やその他の細菌の増殖を抑え、炎症を改善させます。
長期間使用することで耐性菌が発生する可能性があるため、他の外用薬と組み合わせてお肌の状態を確認しながら使用します。
内服薬
抗菌薬

ビブラマイシン、ルリッド(ロキシスロマイシン)、ミノマイシン(ミノサイクリン)などの内服抗菌薬があります。赤ニキビが多い時に、外用薬と一緒に使用します。
長期間使用することで耐性菌が発生する可能性があるため、外用薬と組み合わせてお肌の状態を確認しながら使用します。
漢方薬

十味敗毒湯、荊芥連翹湯、清上防風湯などがあります。
主に他の治療で十分な効果が得られなかったり、他の治療を行うことができない場合に使用します。
その他
オムニラックスrevive(赤色LED治療)

オムニラックスreviveは国内で薬事承認をうけている機器のため、炎症性ニキビの治療には保険適応で治療が可能です。
厚生労働省の他にも米国FDA(アメリカ食品医薬品局 )で承認されている医療機器です。
オムニラックスreviveは633nmの波長の光により、痛みやダメージを与えずにニキビの炎症を抑えることができます。
1週間に1回、5分程度の照射を行います。
面皰圧出

ニキビの部分の膿や詰まりを、専用の器具を使って取り除く処置です。
自費診療
より美しい肌を目指したい方、保険診療の範囲では十分な効果が得られにくい場合や、重症のニキビでより積極的な治療をご希望の方には、自費診療による専門的な治療を行っています。
お肌の状態やご希望に合わせて、内服治療・施術・外用治療・スキンケアなど多彩な治療法からご提案し、丁寧なケアを心がけています。
内服治療
イソトレチノイン

皮脂の分泌を強力に抑える内服薬で、重度のニキビや難治性のニキビに有効です。皮脂腺を縮小させ、皮脂分泌を抑えることで炎症をしずめ、ニキビの改善につなげます。
重症のニキビに対して、アメリカのニキビ治療ガイドラインで強く推奨されており、FDA(アメリカ食品医薬品局)でも承認されている薬です。
スピロノラクトン

女性のニキビ治療に用いられる内服薬で、男性ホルモン(アンドロゲン)の働きを抑える作用があります。皮脂分泌や毛穴のつまりを改善し、炎症をしずめます。
特に、思春期を過ぎた大人の女性にみられやすい、ホルモンバランスの影響を受けるタイプのニキビに効果的です。
低用量ピル

女性ホルモンのバランスを整えることで、皮脂分泌を抑え、ホルモンの影響を受けて悪化するニキビの改善に効果があります。
特に、生理前に増える皮脂や炎症を抑えることで、周期的に悪化するタイプのニキビに適しています。
ビタミンB2・B6

皮脂代謝や皮膚の健康を保つために必要なビタミンです。皮脂の過剰分泌を抑え、ニキビや肌荒れの改善に役立ちます。
施術
IPL(光治療)

複数の波長を含む光を肌に照射して、さまざまな肌トラブルに働きかける治療です。アクネ菌が産生するポルフィリンに光が反応することでアクネ菌を殺菌し、炎症を抑えます。さらに皮脂腺の働きを抑制する作用もあり、繰り返すニキビの改善に有効です。
赤みや色素沈着の軽減、炎症後に残るニキビ跡の改善にも役立ちます。また、光の刺激によってコラーゲン生成が促されるため、毛穴の引き締めや肌質改善といった美肌効果も期待できます。
ダウンタイムが少なく、日常生活に取り入れやすい点も特徴です。
ベビーピール(サリチル酸マクロゴールピーリング)

サリチル酸マクロゴールを使用したマイルドなピーリングです。古い角質をやさしく取り除き、肌のターンオーバーを整えることで毛穴のつまりを改善し、ニキビができにくい肌へ導きます。余分な角質や皮脂を取り除くことで、ざらつきやくすみの改善にもつながります。
刺激や赤みが出にくいため敏感肌の方にも受けやすく、継続することでなめらかで明るい肌を目指せます。
ミラノリピール

TCA(トリクロロ酢酸)をベースにした薬剤に数種類の酸やアミノ酸、ビタミンCなどを組み合わせたピーリングです。表皮の古い角質や毛穴の詰まりを取り除き、ニキビができにくい肌につながります。さらにコラーゲン生成を促すことで、肌のハリや質感を高めます。
また、炎症後に残る色素沈着や赤みの軽減にも効果があり、くすんだ肌のトーンを整えて透明感のある肌へ導きます。ダウンタイムが少なく、美肌効果と治療効果を同時に得られる点が特長です。
エレクトロポレーション(ビタミンC導入)

特殊な電気パルスを与えることで細胞膜に一時的なすき間をつくり、有効成分を肌の奥まで浸透させる治療法です。注射や針を使わずに薬剤を導入できるため、痛みやダウンタイムがほとんどないのが特徴です。
ビタミンCを導入することで、皮脂の分泌を抑えてニキビの原因となる環境を整え、炎症や赤みを抑制します。さらに、色素沈着やニキビ跡の改善、美白効果、毛穴の引き締めなども期待できます。お肌全体のトーンを整えたい方にも適した治療です。
外用・スキンケア
アゼライン酸(AZAクリア)

アゼライン酸は、毛穴の詰まりを防ぎ、ニキビの原因菌や炎症を抑える外用薬です。皮脂分泌を整える作用もあり、繰り返しできる炎症性のニキビに有効です。赤みや色素沈着の改善にも役立ちます。
スキンケア(ドクターズコスメ)

毎日のスキンケアも、ニキビ改善には大切です。当院では、ニキビ肌に適したドクターズコスメをご提案しています。洗顔や保湿、紫外線対策を正しく行うことで、治療効果を高めるだけでなく、ご自宅でのケアがニキビ改善に大きく役立ちます。
当院のニキビ治療の特徴
ガイドラインに基づいた治療
日本皮膚科学会のガイドラインに基づき、外用薬・内服薬を中心にエビデンスに基づいた治療を行います。皮膚科医がお一人ひとりの肌の状態を丁寧に診察し、ニキビ跡を最小限に抑えることを目指した治療計画を立てています。
思春期ニキビから大人ニキビまで幅広く対応
ホルモンバランスや生活習慣が関与する大人ニキビ、皮脂分泌の多い思春期ニキビなど、年代や原因に応じて、お肌の状態に合わせた治療をご提案いたします。
VISIAによる肌状態の可視化
肌の赤み・毛穴・皮脂量・隠れた炎症などを画像や数値で確認できる高性能肌診断機VISIAを導入しています。必要に応じて使用し、ニキビの状態を客観的に把握することで、より適切な治療につなげています。
ニキビ跡を意識した治療
外用薬・内服薬による治療の他にも、IPLやピーリング、エレクトロポレーションなどの治療もご用意しています。赤みや色素沈着を軽減し、ニキビ跡が残りにくい肌づくりをサポートします。
安心して相談できる環境
治療はすべて完全予約制・完全個室で行います。周囲を気にせず、落ち着いた環境で安心してご相談いただける体制を整えています。
〒464-0808
愛知県名古屋市千種区星が丘山手911番地
サンホシガオカ4F
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
09:30~18:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ◆ | ★ |
●:平日の診療は週1日お休みです。
◆:土曜日の診療は月1日お休みです。
★:日曜日・祝日の診療は月1回となります。
※保険診療は9:30~13:00、15:00~18:00です。
土曜日午後、日曜日、祝日は美容診療のみとなります。
名古屋地下鉄東山線「星ヶ丘駅」1番出口 徒歩20秒