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にきびの薬　ベピオ

ニキビ治療の多くは健康保険が適用されます。その治療薬の一つであるベピオについて、その効果や使い方、副作用などを詳しくお話しします。

ベピオの使い方と注意点

ベピオの使用方法

ベピオは、1日に1回、夜に洗顔後の清潔な肌に塗布します。最初は狭い範囲から始め、刺激の強さを確認しながら塗布する範囲を少しずつ広げてください。

ベピオは、毎日継続して使用することで効果を発揮します。効果を実感するまでには個人差がありますが、2か月から3ヶ月かかります。ニキビは慢性的な皮膚疾患であり、すぐに効果が出なくても焦らず、根気強く治療を続けることが大切です。

使用前に知っておくべき注意点

ベピオの主な副作用としては、皮膚の乾燥、赤み、ヒリヒリ感、かゆみ、皮むけなどが挙げられます。これらの副作用は、使用開始直後に出やすい傾向がありますが、使い続けるうちに軽快していくことが多いです。また、時々かぶれが起きることがあります。

効果が出ない場合の対処法

数か月使用しても効果が出ない場合、診察でお肌の状態や使用方法を確認した上で、他の治療法も検討する必要があります。例えば、アダパレンと過酸化ベンゾイルを配合したエピデュオゲルや、過酸化ベンゾイルと抗菌薬のクリンダマイシンを配合したデュアック配合ゲルなど、様々な選択肢があります。お肌の状態によっては、飲み薬を処方する場合もあります。

副作用が強い場合の対処法

ベピオの刺激症状が強い場合や辛い場合は、以下のような対処法があります。

洗い流す：塗布後に洗い流すことで刺激が軽くなり、外用を続けられることも多いです。具体的な方法は診察でお伝えしています。

保湿：ベピオゲルを使用する前に保湿することで、刺激が軽くなります。

使用量を減らす：一度使用量を減らし、お肌が落ち着いてきたら少しずつ増やしましょう。

お肌の状態に合わせた適切な対処法をご相談します。一度診察にお越しください。



星ノ華スキンクリニック星ヶ丘では、お一人ひとりのお肌に合わせたにきび治療を行っております。お気軽にご相談ください。

参考文献

• Reynolds RV, Yeung H, Cheng CE, Cook-Bolden F, Desai SR, Druby KM, Freeman EE, Keri JE, Stein Gold LF, Tan JKL, Tollefson MM, Weiss JS, Wu PA, Zaenglein AL, Han JM and Barbieri JS. "Guidelines of care for the management of acne vulgaris." Journal of the American Academy of Dermatology 90, no. 5 (2024): 1006.e1-1006.e30.