Columnコラム
ニキビのスキンケア
ニキビは、誰しも一度は経験するありふれた皮膚トラブルです。思春期の頃だけでなく、大人になってからも悩まされている方も少なくありません。ニキビは見た目の変化だけでなく、跡が残ることで長くお悩みが続いてしまうこともあるため、できるだけ早い段階で適切な治療を行うことが大切です。
こちらの記事では、ニキビのメカニズムから効果的なケアの方法についてお話しします。
ニキビのメカニズム:毛穴の詰まりと炎症
ニキビができるメカニズムを簡単に説明すると、「毛穴の詰まり」と「炎症」という2つの段階を経て発生します。
私たちの皮膚には、皮脂腺と呼ばれる器官があり、皮脂という油を分泌しています。皮脂は皮膚を保護する役割がありますが、過剰に分泌されると毛穴に詰まりやすくなります。また、皮膚の表面にある角質が厚くなったり、剥がれ落ちずに毛穴に詰まることも、ニキビの原因となります。
毛穴に詰まった皮脂や角質は、アクネ菌と呼ばれる細菌の栄養源となります。アクネ菌は皮脂を分解する際に、炎症を引き起こす物質を産生します。この炎症によって、ニキビ特有の赤みや腫れが生じるのです。さらに炎症が進むと、膿が溜まることがあります。
ニキビのスキンケア
洗顔方法
1日2回の洗顔で、余分な皮脂と表面の汚れを取り除きましょう。ゴシゴシこすったり熱いお湯で洗顔すると、必要な皮脂まで洗い流してしまったり、その刺激により、かえってニキビを悪化させる可能性があります。
洗顔は、ぬるま湯で優しく泡で顔を包み込むように洗うのがポイントです。洗顔料は、すすぎ残しがないように丁寧に洗い流しましょう。洗顔後は、清潔なタオルで優しく水分を拭き取ってください。
保湿剤はノンコメドジェニックテスト済みのものを選び、肌に優しくなじませるように塗布しましょう。

髪型
額や頬のニキビを隠すために髪を垂らすことが刺激になり、ニキビが中々よくならないことがあります。自宅で過ごすときは、髪をピンで留めたり束ねたりして、髪が肌に触れにくいようにしましょう。
マスク
マスクの着用が日常的になった今、長時間の使用によってマスクの内側が蒸れやすくなり、皮脂の分泌が増えることで、ニキビや肌荒れなどのトラブルが起こりやすくなっています。
特に、マスクが肌に触れてこすれることで悪化するケースもあり、摩擦が気になる方にはインナーマスクの着用がおすすめです。肌への刺激をやわらげることで、トラブルを予防しやすくなります。
また、ニキビは放っておくと跡になってしまうこともあるため、早めに適切な治療を始めることが大切です。
星ノ華スキンクリニック星ヶ丘では、お一人ひとりのお肌に合わせたニキビ治療を行っております。お気軽にご相談ください。
参考文献
- Xu H, Li H. Acne, the Skin Microbiome, and Antibiotic Treatment. American journal of clinical dermatology 20, no. 3 (2019): 335-344.
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