Columnコラム
にきびの薬 エピデュオ
にきび治療の多くは健康保険が適用されます。その治療薬の一つであるエピデュオゲルについて、その効果や使い方、副作用などを詳しくお話しします。
エピデュオとは?成分と作用機序
エピデュオゲルは、2つの有効成分、アダパレンと過酸化ベンゾイルが配合されている薬です。
アダパレンは、ビタミンAの仲間で、肌のターンオーバー(生まれ変わり)を正常化させる働きがあります。古い角質が毛穴に詰まってにきびができるのを防ぎます。
過酸化ベンゾイルは、にきびの原因菌であるアクネ菌への殺菌効果と、古い角質を剥がれやすくするピーリング作用の2つの力を持っています。

エピデュオが効果的なにきびの種類(白にきび、黒にきび、赤にきびなど)
にきびには、白にきび、黒にきび、赤にきびなど、色々な種類があります。エピデュオゲルは、これらの様々な種類のにきび全てに効果が期待できます。
白にきびは毛穴に皮脂が詰まった状態です。黒にきびは、白にきびが空気に触れて酸化し黒く見えるようになったものです。赤にきびは、炎症を起こして赤く腫れ上がり痛みを伴うこともあるものです。これらのにきびは毛穴の詰まりとアクネ菌が原因です。エピデュオゲルは、その両方にアプローチできるので、様々なにきびのタイプに効果を発揮するのです。
エピデュオの効果が出るまでの期間
エピデュオゲルの効果を実感するまでには個人差がありますが、2か月から3ヶ月かかります。効果がすぐに出なくても、毎日使い続けることが大切です。
エピデュオと他のニキビ治療薬との違い
他のニキビ治療薬として、ベピオやディフェリンゲルなどがあります。ベピオは過酸化ベンゾイルのみ、ディフェリンゲルはアダパレンのみを含んでいますが、エピデュオゲルは、この2つの成分を両方含んでいます。
エピデュオの使い方と注意点
エピデュオの塗り方(塗布方法、頻度など)
エピデュオゲルは、1日に1回、夜に洗顔後の清潔なお肌に使用してください。少ない量、狭い範囲から使い始め、お肌を慣らしていきます。
使用時の注意点(赤み、乾燥、ヒリヒリ感などへの対処法など)
エピデュオゲルの主な副作用としては、皮膚の乾燥、赤み、ヒリヒリ感、かゆみ、皮むけなどが挙げられます。これらの副作用は、使用開始直後に出やすい傾向がありますが、使い続けるうちに軽快していくことが多いです。時々かぶれが起きることがあります。
また、妊娠中の方はエピデュオゲルを使用することはできません。
副作用が出た時の対処法
エピデュオゲルの症状が強い場合や辛い場合は、以下のような対処法があります。
洗い流す:塗布後に洗い流すことで刺激が軽くなり、外用を続けられることも多いです。具体的な方法は診察でお伝えしています。
保湿:エピデュオゲルを使用する前に保湿することで、刺激が軽くなります。
使用量を減らす:一度使用量を減らし、お肌が落ち着いてきたら少しずつ増やしましょう。
お肌の状態に合わせた適切な対処法をご相談します。一度診察にお越しください。
星ノ華スキンクリニック星ヶ丘では、お一人ひとりのお肌に合わせたにきび治療を行っております。お気軽にご相談ください。
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